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11月の未完成物件供給総額、SARS時の水準に【図】


ニュース 建設 作成日:2008年12月18日_記事番号:T00012360

11月の未完成物件供給総額、SARS時の水準に【図】

 
 11月の台湾北部(都市部)の未完成住宅物件の供給総額は、前月比約73%減の104億5,000万台湾元(282億7,000万円)と大きく落ち込み、今年最悪となった。住宅専門誌「住展雑誌」は、2003年に新型肺炎(SARS)がまん延したとき以来の低い水準だと指摘している。18日付工商時報が伝えた。
 
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 同誌によると、11月はオフシーズンの2月(297億6,000万元)や大きな買い物には縁起が悪いとされる旧暦7月の「鬼月」に当たった8月(194億1,000万元)をも大きく下回った。今年供給額が最も多かった7月の901億4,000万元と比べると、9分の1に近い数値となった。12月は100億元割れも懸念されている。また、通年の供給額は5,000億元余りと、昨年の6,417億9,000万円から2割以上減少する見込みだ。

 また、建築許可の申請件数は、04~07年は10万件以上だったのに対し、今年は8月までで5万1,000件、通年でも8万件程度となる見通しで、やはり03年以来の落ち込みが予想されている。