ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

欧米アパレルブランドの買収、紡拓会が提案


ニュース その他製造 作成日:2008年12月19日_記事番号:T00012391

欧米アパレルブランドの買収、紡拓会が提案

 
 中華民国紡織業拓展会の蔡昭倫董事長は18日、アパレル業界の代表者30人とともに蕭万長副総統を訪問し、「金融危機による欧米アパレルブランドの株価暴落に乗じて、政府と業者の共同出資により欧米ブランドを買収したい」と提案した。19日付経済日報が報じた。
 
 蔡董事長はこれについて、必ずしも100%出資ではなくても構わず、昨年米国ブランドのTommy Hilfigerが国際調達権を香港の利豊集団(リー&フォングループ)に売却した例に倣って、台湾も調達権のみを狙うことも可能だと語った。調達権を得れば、原材料、生地素材、デザインの決定権を握れ、台湾の紡織産業チェーンに商機を生み出すと強調。また、国際ブランドを手にすれば中国国内市場への進出が容易になると指摘した。
 
 蕭副総統は提案に賛成し、関係部会(省庁)に可能性について検討させると回答した。