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香港復帰10年、大陸委「悪化」と批判


ニュース 政治 作成日:2007年7月2日_記事番号:T00001243

香港復帰10年、大陸委「悪化」と批判


 昨日7月1日は香港が中国に返還されてちょうど10周年だったが、行政院大陸委員会の童振源副主任委員は、「北京当局の関与により、香港の司法の独立と人権は返還前より悪化し、経済も10年間停滞を続けている」と述べ、成果は乏しいと批判した。特に中国が約束していた「一国二制度」が事実上形骸化し、「一国一制度」になってしまったとした。

 童副主任委員はまた、「香港の大卒者初任給は、1997年当時1,800米ドル以上だったが昨年は1,400米ドルまで下落し、世帯月収もは2,240米ドルから2,210米ドルへと減った」と述べ、経済の停滞も批判。貧富の格差も悪化しており、ジニ指数は返還前の0.518に対し05年は0.533にまで上昇したという。