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米韓FTA、輸出20億ドルに影響か


ニュース その他分野 作成日:2007年7月2日_記事番号:T00001246

米韓FTA、輸出20億ドルに影響か


 6月30日、米韓自由貿易協定(FTA)が締結された。これによって、韓国製品の対米輸出関税が削減され、台湾の競合製品の輸出に悪影響が出ることが予想され、行政院建設委員会ではその金額を、「全輸出額の5%に当たる20億米ドル」と予想している。米国の台湾投資が韓国に流れる可能性もあり、全体で台湾の経済成長率を0.05ポイント押し下げるという。

 政府の調査によると、米韓FTAで最も影響を受けるのは、紡織・アパレル、自転車、プラスチック、ゴムの従来型産業。エレクトロニクス製品はすでに米台相互ゼロ関税協定があるため影響は薄いが、今後の米韓経済関係の緊密化によって、米ハイテク企業が技術移転先として台湾よりも韓国を選ぶ可能性が高まることが懸念される。2日付経済日報が報じた。