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作成日：2008年12月23日_記事番号：T00012466
奇美電、正社員もリストラ検討か
先週、派遣労働者の中途での契約打ち切りを発表した奇美電子（ＣＭＯ）で、正社員についても、業績不良者の３割を削減するとの観測が内部で出ている。同社の台湾での従業員は１万7,000人で、事実であれば5,000人が対象に上る見通しだ。23日付自由時報が伝えた。
奇美電の従業員によると、同社は来年１月５日に組織再編を行い、複数の部門が統廃合されるため、多くの正社員が人員削減の対象になると予想されているという。
この観測について同社は、「確かに10月から組織のスリム化を継続している。これは正常な人材淘汰（とうた）メカニズムだ」とのみ語り、否定しなかった。その上で、「現在のような景気低迷下では、企業の生存を優先しなければ従業員の面倒すら見られない」と強調した。
