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11月液晶パネル出荷、韓国メーカーがシェア50%超【図】


ニュース 電子 作成日:2008年12月23日_記事番号:T00012468

11月液晶パネル出荷、韓国メーカーがシェア50%超【図】

  
 ディスプレイサーチの調べによると、11月の液晶パネル世界市場は、同月韓国ウォンの対米ドルレートが大幅な下落を見せたことから、価格優位に立つ韓国メーカーが大きく出荷枚数を増やしてシェアを50.9%に伸ばした。一方、減産を拡大する台湾メーカーのシェアは、6月時点の45%から11月は34.4%にまで縮小した。23日付蘋果日報などが報じた。
 
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 11月の液晶パネル出荷シェアは、出荷枚数ではLGディスプレイ(LGD)が26%、出荷面積ではサムスンが29.4%とともに韓国勢が首位を獲得した。

 また同月大型パネル全体の出荷枚数は前月比21%減、前年同月比25%の2,850万枚と大きく落ち込んだ。液晶パネルの主な応用先では、▽テレビ向けは前月比17%減、前年同月比16%減の800万枚▽ノートパソコン向けは前月比25%減、前年同月比23%減の850万枚▽モニター向けは前月比22%減、前年同月比33%減の1,090万枚──と、全部門で需要の大幅な低下がみられた。

 また台湾メーカーは、生産設備、ガラス基板などの材料調達で、30%近く上昇した円高の圧力にも苦しんでおり、一部製品ではパネル価格が材料コストを割り込んでいるという。