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パンダの「団団」「円円」、台北市立動物園に到着


ニュース 社会 作成日:2008年12月24日_記事番号:T00012476

パンダの「団団」「円円」、台北市立動物園に到着

 
 中国から寄贈されるパンダ、「団団」と「円円」の2頭が23日午後7時半ごろ、台北市立動物園パンダ館に無事到着した。2頭は歩き回ったり、主食のササやリンゴのほか、台北市立動物園の飼育員が作ったタケやダイズなどを砕いたものを団子状にして蒸した「窩窩頭」などを食べたりと元気なようすを見せ、飼育員らを安心させた。24日付聯合報などが報じた。
 
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台北市立動物園は24日にもパンダのようすをインターネット上で24時間(検疫時を除く)公開する予定だ http://www.zoo.gov.tw/panda/ (23日=中央社)
 
 パンダ2頭は30日間の検疫後、問題がなければ春節(旧正月)には一般公開される見通しだ。台北市立動物園によると、入園券以外の費用は不要だが、パンダを見るための整理券を発行する予定で、10分で500人が観覧できると試算している。パンダ効果で、年間入園者数は600万人に倍増し、入園券と関連グッズを合わせて1億台湾元(約2億7,400万円)の売上増を見込んでいる。

 台北市は、台北駅や都市交通システム(MRT)板橋線の市政府駅、新店線の七張駅、公館駅などと台北市立動物園を結ぶ専用バスを運行させる計画だ。運賃は15元で、平日は10分ごと、休日は5分ごとに発車する予定。

 パンダの歓迎ムードが高まる一方、民進党立法委員団の頼清徳幹事長は23日、ワシントン条約(CITES)事務局が今回のパンダの寄贈を「国内取引」とみなしていると指摘し、台湾の主権が失われたと馬英九政権を批判。「家族にパンダを見に行かせない」と強調した。