ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

陳敏薫氏、台北101ビル董事長を辞任


ニュース 建設 作成日:2008年12月25日_記事番号:T00012521

陳敏薫氏、台北101ビル董事長を辞任

 
 台北市の高層商業ビル「台北101ビル」の累積損失拡大の責任を問われ、年内にも更迭される見通しだった董事長の陳敏薫(37)氏がきょう25日、董事長改選を予定していた26日の董事会を前に、自ら辞任届けを提出した。新任の董事長は遅くとも来年1月5日まで選出される予定だ。NOW newsなどが25日伝えた。
 
 陳前董事長は24日、101ビルの従業員や董事、財政部に対し、口頭で辞任の意思とこれまでの協力への感謝の意を示していた。
 
 陳前董事長は、台湾銀行を代表する形で101ビル筆頭株主の中華開発金融控股(開発金)の董事のポストに派遣されていたが、同行が10日中華開発側に解任を通告しており、101ビル董事長の更迭は時間の問題となっていた。
 
 24日メディアのインタビューで涙をこぼした陳前董事長に対し、国民党の立法委員からは、50万台湾元(約140万円)という馬英九総統より高い給与を受け取っておきながら、赤字を大きく拡大させており同情の余地はないと切り捨てる発言も出ている。