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アパレルの聚陽実業、海外4工場を閉鎖へ


ニュース その他製造 作成日:2008年12月25日_記事番号:T00012524

アパレルの聚陽実業、海外4工場を閉鎖へ

 
 アパレル大手、聚陽実業(マカロット・インダストリアル)は、創業以来初めての通年減収という苦境に直面し、カンボジア、フィリピン、中国の4工場を閉鎖し、計1,500人の人員削減実施を決定した。台湾および上海地区でも管理職クラスで10~15%の削減を行う。今回のリストラにより、来年には業績の谷底を脱したい考えだ。25日付経済日報が報じた。
 
 聚陽では、カンボジアの4工場のうち1工場を既に閉鎖、フィリピンでも4工場のうち1工場、中国では6工場のうち2工場を閉鎖する。これにより同社の生産能力は約10%縮小するとみられる。
 
 聚陽の周理平董事長は24日、「米国の消費低迷により、顧客は在庫消化態勢を取って発注に消極的となっている」と話し、「受注見通しが立たない状況は春節(旧正月)明けまで続き、当社の来年上半期の業績に影響を及ぼす」との見方を示した。周董事長は、来年第2四半期が業界景気の谷底と予想している。
 
 また同業の台南企業も、今年中にヨルダン工場を閉鎖、年興紡織もニカラグアにある5工場を相次いで閉鎖し、生産能力のすべてをベトナムに移転する。