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南亜プラCCLを8%値上げか、AI需要で電子部材不足【図表】(トップニュース)


ニュース 電子 作成日:2025年11月28日_記事番号:T00125584

南亜プラCCLを8%値上げか、AI需要で電子部材不足【図表】(トップニュース)

 業界のうわさによると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)は20日出荷分から、プリント基板(PCB)材料の銅張積層板(CCL)やプリプレグ(PP)基板の価格をそれぞれ8%引き上げたようだ。顧客に対し、▽銅の価格上昇、▽銅箔の加工費上昇、▽電子材料用ガラスクロスの供給不足──と理由を説明した。世界でAI(人工知能)データセンター向け部品の需要が拡大する中、電子部品や材料の供給不足や値上げが広がっている。28日付経済日報などが報じた。

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 南亜プラの価格調整は原材料価格の上昇が主因で、長期的に安定して供給し、生産能力を適切に運営するためだ。

 CCL大手の台燿科技(台湾ユニオンテクノロジー、TUC)は、原材料価格の上昇を受け、顧客と価格交渉を始めたと説明した。値上げ幅やスケジュールは製品や市場によって異なる。台燿科技は、同業他社と同様、コストを反映するために必要な対応だと強調した。

 聯茂電子(ITEQ、アイテック)も価格調整を始めた。アイテックは、ハイエンド製品や特殊製品が中心で、各事業の製品や顧客の需要によってそれぞれ値上げ幅とスケジュールが異なると説明した。

 台光電子材料(エリート・マテリアル)は、値上げについてコメントしなかった。

 証券会社は、AIインフラ建設が進む中、▽サーバー、▽スイッチ、▽AIアクセラレーター──などの製品で、PCBやCCLの需要が増える一方だと分析した。

 CCL原材料の銅は、▽データセンター、▽電気自動車(EV)、▽エネルギー転換──などで需要が急速に拡大している。銅鉱山でのストライキや投資不足で供給量には限界があり、銅価格は高止まりしている。市場では、世界的な供給不足で、銅価格は今後、1トン当たり1万米ドルが底値圏になるとみられている。

 ガラスクロスも、ハイエンドCCLの重要な材料だ。電子材料向けガラスクロスは、8月と10月に値上げされたものの、供給不足が続いている。

■メモリーや受動部品も価格上昇

 AI処理向けのHBM(高帯域幅メモリー)などのDRAMやNAND型フラッシュメモリーなども供給不足が続き、価格が上昇している。パナソニックは、タンタル電解コンデンサーの一部を15~30%値上げすると顧客に通知したようだ。

 ノートパソコン大手、米デルやHPなどは、コスト上昇を受け、必要があれば最終製品を値上げすると説明した。

 

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