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25年経済成長率予測7.37%、過去15年で最高【図表】(トップニュース)


ニュース その他分野 作成日:2025年12月1日_記事番号:T00125615

25年経済成長率予測7.37%、過去15年で最高【図表】(トップニュース)

 行政院主計総処は28日、2025年の域内総生産(GDP)成長率予測を7.37%へと、8月時点の予測値の4.45%より2.92ポイント上方修正した。世界金融危機(リーマンショック)以降、過去15年で最高となった。人工知能(AI)需要で、電子製品や情報通信技術(ICT)製品の輸出が従来予測を大幅に上回っているためと説明した。26年のGDP成長率予測値は3.54%へと、8月時点より0.73ポイント上方修正した。29日付経済日報が報じた。

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 25年の輸出総額は前年比31.58%増の6249億米ドルとなり、過去最高を更新すると予測した。

 モノとサービスの輸出の実質成長率予測は31.14%と、8月時点の予測より7.40ポイント引き上げた。

 民間投資の実質成長率予測は9.98%と0.09ポイント上方修正した。半導体業界で、先進製造プロセスや先進パッケージング・テスティング(封止・検査)の生産能力を拡大しているためだ。

 個人消費の実質成長率予測は1.5%と、0.65ポイント引き上げた。今月からの市民1人当たり1万台湾元(約5万円)の現金給付や、自動車・バイクの買い替え補助金の延長が、個人消費を刺激すると見込んでいる。

 四半期ごとのGDP成長率は、▽第1四半期(1~3月)、5.54%(修正値)、▽第2四半期(4~6月)、7.71%(修正値)、▽第3四半期(7~9月)、8.21%(速報値)──で、第4四半期(10~12月)、7.91%(予測値)と、8月時点より6.19ポイント上方修正した。

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 主計総処は、米国が通商拡大法232条に基づいて、半導体や半導体を搭載する電子製品などにいわゆる「半導体関税」を課すことがいまだに決まっておらず、今年のGDPへの影響は限られると説明した。

■26年もAIがけん引

 26年のGDP成長率予測値は3.54%だった。

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 26年の輸出総額は前年比6.32%増加の6644億米ドルで、過去最高を更新すると予測した。

 26年のモノとサービスの輸出の実質成長率の予測は4.84%に2.83ポイント上方修正した。

 民間投資の実質成長率予測は1.73%に0.02ポイント引き下げた。

 個人消費の実質成長率予測は2.43%に0.24ポイント引き上げた。

■CPI上昇率、縮小へ

 25年の消費者物価指数(CPI)上昇率予測は1.67%へと、従来予測から0.09ポイント引き下げた。過去5年で最も低い見通しだ。

 26年のCPI上昇率予測は1.61%へと、従来予測から0.03ポイント引き下げた。

 

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