ニュース 商業・サービス 作成日:2025年12月4日_記事番号:T00125702
レストランチェーン最大手、王品集団は3日、2026年に40~50店の新規出店を目標に、1200人以上を募集する予定だと表明した。初任給は3%以上引き上げ、店長になれば年収200万台湾元(約990万円)以上とうたう。飲食業界では、▽ビュッフェ最大手、饗賓餐旅事業(フィーストゥギャザー)、▽牛肉麺チェーン「三商巧福」などを展開する三商餐飲(マーキュリーズF&B)──なども来年の新規出店に向け、それぞれ900~1000人を募集する。4日付経済日報などが報じた。
王品集団は、忘年会での従業員向け抽選イベントで、総額1000万元近い賞金や商品を用意している(3日=中央社)
王品集団は、傘下21ブランドで357店を展開しており、台湾で店舗数最多の飲食グループだ。今年に入り、前年末と比べ11店の純増となり、年内に3〜4店を出店する予定だ。26年は火鍋(鍋料理)や焼き肉店を中心に出店する。
王品集団は18日、尾牙(忘年会)を開催する予定だ。台北南港展覧館(TaiNEX)1館で1〜2階を貸し切り、座席は1000テーブル以上で、従業員1万人が集まる。当日は、百貨店内にある13店を除く全店が1日休業する。
■賃上げも続々
ビュッフェ最大手の饗賓は、来年、20〜25店を出店する計画で、900人を募集する。27年までに全ての店舗マネージャーと料理長の年収を200万元以上に引き上げ、一般社員の年収は60万元に引き上げる目標だ。
三商餐飲は、来年20店以上出店する計画で、1000人を募集する。26年1月から、店員を対象に3〜8%賃上げする。
タイ料理レストラン「瓦城」などを展開する瓦城泰統集団(TTFB)は、来年10店以上出店し、500人募集する計画だ。従業員の評価に応じ、15〜20%の賃上げを実施する。

漢来美食(ハイライ・フーズ)は、来年10店を出店し、385人募集する予定だ。
全家便利商店(台湾ファミリーマート)傘下で、和定食チェーン「大戸屋」などを展開する全家国際餐飲は、来年8〜10店を出店する計画で、正社員800人を募集する。2〜5%の賃上げを行う。
火鍋店「築間幸福鍋物」や焼き肉店「焼肉スマイル」などを展開する築間餐飲事業は、来年10〜15店を出店する計画で、500人を募集する。
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