ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

桃園空港でシステム障害、旅客数万人に影響


ニュース 社会 作成日:2009年1月6日_記事番号:T00012608

桃園空港でシステム障害、旅客数万人に影響

 
 桃園国際空港に設置された内政部移民署の出入境審査システムで5日早朝、過去最悪のシステム障害が発生し、その影響で桃園、松山、台中、高雄の各空港と金門、馬祖の港湾で旅客の出入境手続きにも大きな遅れが出た。完全復旧は6日にずれ込む見通しだ。6日付中国時報が伝えた。
 
T000126081

出境手続きの遅れで飛行機の離陸時間にも遅れが出た。「台湾の玄関」だけに国際的イメージの低下も懸念される(5日=中央社)
 
 復旧作業の結果、5日夜までに高雄空港と馬祖福澳港のシステムは復旧したが、その他の空港、港湾では外国籍旅客の入境審査システムが復旧していないほか、出境審査システムにも障害が残っているという。このため、出入境審査は人手による個人情報の入力を余儀なくされ、検査場は大混雑となった。桃園空港では審査ブースを40カ所臨時に開くなどして対応した。

 内政部移民署は、指名手配者などが混乱に乗じて出入境した可能性を否定しておらず、「システムが復旧しないと問題人物の出入境があったかは分からない」と説明している。

 桃園空港のシステム故障は昨年だけで4回発生していた。いずれも最長50分で復旧したため、移民署は本格的な対策を取っていなかった。