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春節ボーナス平均1.44カ月、過去17年で最高【図表】(トップニュース)


ニュース 電子 作成日:2025年12月24日_記事番号:T00126087

春節ボーナス平均1.44カ月、過去17年で最高【図表】(トップニュース)

 求人求職情報サイト大手、yes123求職網のアンケート調査によると、春節(旧正月、2026年は2月17日)前に春節ボーナス(年終奨金)を支給する予定と回答した企業は92.8%で、支給月数は平均1.44カ月だった。前年を0.05カ月上回り、過去17年で最高だった。業種別では、▽AI(人工知能)で好調のテック・情報通信技術(ICT)業、▽人手不足が続く宿泊・飲食・旅行・レジャー業、▽運輸・物流・倉庫業──は春節ボーナス支給月数が増加したが、米国の関税政策の打撃を受け、従来型製造業や建設・不動産業は減少した。24日付工商時報が報じた。

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 支給しないと回答した企業を除いた春節ボーナス支給月数は平均1.56カ月で、前年を0.05カ月上回った。

 業種別では、多い順に▽金融保険・会計統計業、3カ月(前年比0.17カ月増)、▽運輸・物流・倉庫業、2.44カ月(0.19カ月増)、▽テック・ICT業、2.25カ月(0.25カ月増)、▽宿泊・飲食・旅行・レジャー業、1.89カ月(0.26カ月増)──などで、いずれも前年を上回った。

 支給月数が少なかったのは、▽マスメディア・PR・広告、0.4カ月(前年比0.04カ月減)、▽教育、0.53カ月(0.03カ月減)、▽農林水産・鉱業・環境保護、0.78カ月(0.05カ月減)、▽建設・不動産、0.93カ月(0.18カ月減)──などで、いずれも前年を下回った。

 このほか、▽従来型製造業、1.44カ月(前年比0.14カ月減)、▽卸売・小売・貿易業、1.37カ月(0.14カ月減)──なども減少した。

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 yes123求職網の楊宗斌・広報担当は、春節ボーナス平均支給月数は、5年連続で前年を上回ったと指摘した。人手不足の飲食・旅行業や航空・海運業、AI需要に沸くテック業は業績が大幅に回復し、春節ボーナスも弾むと予想した。

 春節ボーナスの支給方法について、企業の88.3%は「正社員全員に支給する」と回答した。支給月数については、企業の82.2%が「従業員によって支給月数が異なる」と回答した。

■ボーナス不満で退職、69%

 一方、サラリーパーソンに対するアンケート調査で、春節ボーナスが期待外れなら、「退職を考える」と69.2%が回答した。

 理想的な春節ボーナス支給方法については、▽「個人の評価を反映すべき」、40.2%、▽「個人の評価や会社の業績によらず、従業員全員に支給すべき」、36.6%、▽「会社の過去1年の業績を反映すべき」、23.2%──と考えていた。

■忘年会、91%が開催

 春節前に尾牙(忘年会)を開催する予定と回答した企業は91.1%で、前年比0.9ポイント上昇し、過去13年で最高だった。

 予算については、企業の60.3%が「前年と同水準」と回答し、「前年より増加」が20.5%、「前年より減少」が19.2%だった。

 サラリーパーソンの86.0%は、尾牙の開催が「従業員の士気を高める」と回答した。尾牙が開催されなければ、46.6%は「退職を考える」と回答した。

 調査は12月4~17日にオンラインで実施し、有効回答件数は、企業が1088件だった。会員が1396件だった。

 

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