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TSMCが2ナノ量産開始、AI・HPC需要で増産も【図表】(トップニュース)


ニュース 電子 作成日:2026年1月5日_記事番号:T00126162

TSMCが2ナノ量産開始、AI・HPC需要で増産も【図表】(トップニュース)

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は昨年末、自社のホームページで、最先端の2ナノメートル製造プロセスの量産を第4四半期(10~12月)に開始したと明らかにした。生産拠点は、新竹科学園区(竹科、新竹サイエンスパーク)宝山工場(Fab20)と、南部科学園区(南科、南部サイエンスパーク)楠梓園区(高雄市楠梓区)高雄工場(Fab22)。サプライヤーによると、月産能力は計5万枚。AI(人工知能)とハイパフォーマンス・コンピューティング(高性能計算、HPC)需要を追い風に、TSMCは今年末までに月産能力を10万枚、2027年末までに13万~14万枚に引き上げるとみられている。5日付経済日報などが報じた。

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 TSMCの2ナノは、第1世代のナノシート(NS)構造のトランジスタを採用する。前世代の3ナノのN3E製造プロセスと比べ、処理速度は10~15%向上し、消費電力は25~30%低減する。

 2ナノ工場は新竹や高雄のほか、米国にも設置する予定で、業界では工場は計10基に上るとみられている。

 サプライヤーによると、TSMCの2ナノを採用する顧客は▽アップル、▽アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、▽インテル、▽クアルコム、▽エヌビディア、▽聯発科技(メディアテック)──など。

 外電の報道によると、アップルが26年秋に発表するとみられるスマートフォン、iPhone18(仮称)のハイエンドモデルに搭載するプロセッサー「A20」は、TSMCの2ナノを採用するとみられる。今年下半期(7~12月)に発表するとみられるクアルコムのスマホ用システムオンチップ(SoC)「スナップドラゴン8エリートGen6」や、メディアテックの「天璣9600(Dimensity 9600)」も2ナノを採用するようだ。

 サムスン電子はこのほど、自社の2ナノを採用したスマホ用SoC「Exynos 2600」を発表した。第1四半期(1~3月)に発表予定のフラッグシップモデル(旗艦機種)、Galaxy S26シリーズに搭載される。

■3ナノ以降、値上げか

 業界関係者によると、AI需要で、3ナノ以降の先進製造プロセス生産能力が逼迫(ひっぱく)しており、TSMCは26~29年は4年連続で値上げするようだ。26年の値上げ幅は10%未満とされる。

 市場の見方では、TSMCの2ナノの月産能力は年末までに8万~10万枚に倍増し、27年は13万~14万枚、28年は16万~17万枚に上る。3ナノは昨年末の月産能力は12万~13万枚で、今年末までに15万枚に上るとみられる。ただ、一部の生産能力は後に2ナノに変更する可能性があるようだ。

 証券会社は、TSMCの26年の設備投資は420億~450億米ドルに上り、過去最高になると予測した。

 TSMCは15日に業績説明会を開く予定だ。第1四半期の見通しや値上げなどが焦点になると予想されている。

 

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