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作成日：2009年1月7日_記事番号：T00012643
富邦金控の香港関連会社、従業員が不正融資
富邦金融控股の香港法人、富邦香港銀行傘下の企業向けリース・融資部門、富邦財務の従業員が偽造書類で不正融資を引き出していたとして、香港当局の汚職取り締まり機関、廉政公署（ＩＣＡＣ）に逮捕されていたことが６日までに分かった。７日付経済日報が香港紙星島日報を引用し伝えた。
星島日報によれば、富邦財務の幹部社員は香港企業と共謀し、中国の企業、病院が融資を求めているとの内容の書類を偽造し、不正な融資を行わせていた。廉政公署は不正に融資された融資約5,000万香港ドル（約６億571万円）を差し押さえた。手口は実態がない設備購入をでっち上げるものだったという。
事件を受け、富邦香港銀行は中国企業向けの設備リース、融資業務を一時的に見合わせることを決めた。事件に関与した社員は既に停職処分を受けている。
富邦金控は「内部調査を進めているところだ」として、詳細なコメントは避けた。
