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在庫調整一段落、ナイロンメーカー業績回復


ニュース その他製造 作成日:2009年1月7日_記事番号:T00012649

在庫調整一段落、ナイロンメーカー業績回復

 
 中国市場での在庫調整が一段落したことを受け、台湾でナイロンパウダーなどを生産するメーカーの業績が回復している。7日付工商時報が伝えた。

 このうち、ナイロン大手の福懋興業(フォルモサ・タフタ)や力鵬企業は昨年12月の売上高が前月比20%以上の伸びを示した。

 福懋興業は需要低迷で昨年半ばから出荷量が減少し、11月には売上高が20億台湾元(約57億円)を割り込み、過去3年で最低水準を記録していた。しかし、中国での需要回復で12月は20億元台に回復した。

 力鵬企業も出荷量が10、11月に1万トンを割り込み、売上高はそれぞれ55%減、69%減を記録するなど販売不振にあえいでいた。ただ、12月は出荷量が11月の2倍以上の2万400トンに回復した。

 ポリエステル製品は原料となるエチレングリコールや高純度テレフタル酸(PTA)の値下がりで利益率が1.5ポイント以上改善した。また、ポリエステル川下製品の加工糸、ポリエステルパウダーなどの需要が回復しており、遠東紡織など関連メーカーの第1四半期の設備稼働率は昨年第4四半期を10~20ポイント上回る見通しだ。