ニュース その他分野 作成日:2026年1月22日_記事番号:T00126528
資誠聯合会計師事務所(プライスウォーターハウスクーパース台湾、PwC台湾)が21日発表した調査によると、台湾企業の経営者の39%が米国投資に意欲があると回答した。前年比12ポイント上昇した。特に半導体など電子部品やバイオテクノロジー、金融業が高かった。米国の関税政策の影響を反映しているようだ。22日付経済日報などが報じた。

一方、中国に投資意欲がある台湾企業は33%で、前年比9ポイント下落した。続いて、台湾企業の投資意欲が高かった投資先は、▽ベトナム、28%(1ポイント上昇)、▽タイ、16%(7ポイント下落)、▽日本、15%(4ポイント上昇)──だった。
PwC台湾の徐聖忠・所長は、タイへの投資意欲はカンボジアとの軍事衝突で低下しており、日本への投資意欲は半導体サプライチェーン(供給網)を中心に高まったと分析した。
2026年の景気見通しについて、世界の景気が拡大すると回答した台湾企業は50%で、横ばいだった一方、台湾の景気が拡大するとの回答は63%で、前年比5ポイント上昇した。
■経営課題は人材確保
台湾企業の経営課題は、「高度なスキルを持つ人材の確保」が52%で、前年比10ポイント上昇した。次いで、▽関税、44%(今回新たに追加した項目)、▽地政学的対立、41%(前年比3ポイント上昇)──が高かった。テクノロジー・ディスラプション(テクノロジーによる産業構造の変化)は37%で、前年比15ポイント上昇し、上昇幅が最も大きかった。
経営環境の不確実性が漂う中、台湾企業の55%が「イノベーション力の有無」を懸念していた。次いで、「企業の変革が人工知能(AI)についていけるか」が39%だった。
AI導入については、売上高が増加し、コストも低減したと台湾企業の12%が回答した。コストが増加したが、売上高の変化はなかったとの回答は5%だった。売上高・コストともに変化はなかったとの回答は54%に上った。
■2割がM&A計画
今後3年以内に、既存事業以外への進出を考えている台湾企業は多い。例えばIT(情報技術)・メディア・通信業では、台湾企業の20%以上が異業種への投資を考えていた。投資先は、▽工業製造、26%、▽航空宇宙・防衛、22%、▽医療、20%──。
今後3年以内にM&A(合併・買収)を計画している台湾企業は2割に上り、うち63%は異業種のM&Aを計画していた。
調査は25年10~12月に台湾の上場企業や店頭公開企業の董事長や総経理、CEO(最高経営責任者)を対象に、電話やインターネットで実施した。有効回答件数は216件だった。
業種別では、▽IT・メディア・通信、42%、▽工業製造・サービス、19%、▽消費・民生、13%、▽健康・製薬、13%、▽金融サービス、11%、▽エネルギー・公益、3%──だった。
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