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HTCの08年1株利益、域内最高の38元【図】


ニュース 電子 作成日:2009年1月7日_記事番号:T00012661

HTCの08年1株利益、域内最高の38元【図】

 
 宏達国際電子(HTC)が6日発表した2008年の純利益(従業員への自社株支給分を調整済)は、286億8,100万台湾元(約810億円)で、前年の289億3,900万元より微減となった。ただし1株当たりの利益(EPS)は38.03元で、台湾の上場・店頭公開企業で最高となる見通しだ。さらにHTCのEPSは、2位に入るとみられる携帯電話デジカメ用レンズの出荷シェア世界首位、大立光電(ラーガン・プレシジョン)の23~24元を大きく引き離している。7日付工商時報などが報じた。
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 HTCの昨年通年の売上高は、前年比28.65%増の1,526億元で、過去最高を記録した。昨年12月の売上高は、過去最高だった11月より23.5%減の135億7,900万元だった。第4四半期の売上高は473億7,700元で、目標の480億元には届かなかったが、四半期として過去最高を記録した。第4四半期の純利益は81億3,600万元だった。

 アナリストは、今年第1四半期のHTCの売上高は、前期比で20~25%下がる見通しだが、検索世界最大手グーグル主導で開発した新OS(基本ソフト)「アンドロイド」搭載スマートフォンの2代目となる「G2」が第2四半期初めごろまでに発売されるとみられることなどから、今後も成長が期待できるとしている。