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高雄県の有毒ガス騒動、廃棄物処理場が発生源


ニュース 社会 作成日:2009年1月8日_記事番号:T00012672

高雄県の有毒ガス騒動、廃棄物処理場が発生源

 
 高雄県大寮郷の小中学校で昨年12月に検出された有毒ガスについて、行政院環境保護署は7日、有毒ガスの発生源が風上に位置する栄民工程公司の大発廃棄物処理場だった可能性が高いと結論づけた。8日付自由時報が伝えた。

 沈世宏・環境保護署長は「12月1日の1回目の有毒ガス検出時の風向や硫黄酸化物(SOx)の照合結果などのデータが一致した」と説明した。同処理場では燃焼温度が不十分で、有毒ガスが完全に分解されておらず、環境保護署は重大な法令違反があったと指摘した。

 環境保護署は高雄県政府に対し、大発廃棄物処理場の操業中止を求めた。

 大寮郷では昨年12月に4回にわたり有毒ガスが検出される騒ぎがあり、発生源と疑われる工場7カ所が公表され、一部が操業を中止している。環境保護署は大発廃棄物処理場が有毒ガスの発生源だった可能性が高いとみているが、発生源が他にもある可能性も否定しておらず、今後は公害紛争処理法も基づき、大気汚染検証グループが発生源を特定することになる。