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全土の信号機、LED照明に転換へ


ニュース 電子 作成日:2007年7月2日_記事番号:T00001268

全土の信号機、LED照明に転換へ


 全土の信号機のLED照明への転換に向けて、7日付中央社電によると、経済部は来年から3年間で22億9,000万台湾元の予算を組み、各県市に補助金として交付する。全土の全ての信号機をLEDに転換する政策は世界初で、街灯や公共機関の非常口の表示灯などのLED化も推進する。

 信号機のLED転換を進めるのは、省エネルギーとLED産業の振興が目的だ。LEDは低消費電力でより明るく、長寿命性が特徴。交通信号灯で従来70Wの電球を使用していた場合、LEDへの転換で12W~15Wとなり、消費電力は大幅に削減される。台湾のLED産業は勃興期にあり、昨年の生産額は210億元。ほとんどが輸出向けで域内市場の開拓は進んでおらず、交通分野でLEDを導入していけば、産業の発展を大きく後押しできると期待される。

 経済部エネルギー局によると、全土の信号機は現在77万カ所。すでに35万カ所がLEDに転換済だが、残りの42万カ所を3年間かけて転換していく。これによって信号機に使われる電力は、LED導入前より85%の削減になるという。