HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

上海住民の金門・馬祖旅行近く再開へ、中国が発表【図表】(トップニュース)


ニュース 政治 作成日:2026年2月5日_記事番号:T00126800

上海住民の金門・馬祖旅行近く再開へ、中国が発表【図表】(トップニュース)

 中国の文化和旅游部(文旅部)は4日、上海市の住民に対する台湾の離島の金門県と馬祖列島(連江県)への旅行を近く再開すると発表した。前日の3日、台湾の最大野党、国民党と中国共産党のシンクタンク主催のフォーラム(国共フォーラム)が中国北京市で開催され、両岸(中台)の人的交流の正常化など5分野15項目から成る「共同意見」を発表した直後だ。国民党と共産党の対話ですぐさま成果を示し、民進党政権に圧力をかける狙いのようだ。5日付中国時報などが報じた。

/date/2026/02/05/00china_2.jpg国民党の蕭・副主席は4日夜に台湾に戻り、今回の訪中の成果は多く、将来、国民党が政権復帰すれば、対等、平等、互恵的な交流を再開できると説明した(4日=中央社)

 国民党と共産党の国共フォーラムは2006年に始まり、蔡英文・総統の民進党政権が誕生した16年の11月を最後に途絶えていた。

 3日、10年ぶりに再開された国共フォーラムでは、▽観光交流、▽産業交流、▽環境・サスティナビリティ(持続可能性)──について意見を交換し、5分野15項目から成る「共同意見」を発表した。そのうち、両岸間の人的交流の正常化の項目に、▽福建・上海の住民の台湾への団体旅行実現、▽中国人の金門・馬祖旅行の拡大、▽両岸の直行便の全面再開を推進──などが含まれた。

 中国の文旅部は4日、両岸の人的往来の正常化と各分野の交流の常態化を促進し、台湾の市民と旅行業界の強い要望に応え、両岸の同胞の利益と福祉を増進するため、上海の住民の金門、馬祖旅行を近く再開すると発表した。現在、準備を進めているところで、両岸の旅行業界が対話と連携を深め、質の高いサービスと商品を提供してほしいと説明した。

 国民党の蕭旭岑・副主席は4日、「共同意見」発表後すぐに政策が発表され、うれしいとコメントした。国民党が今回の訪中した最大の目的は、台湾の産業界と市民の声を届けること、対話のプラットフォームを構築することで、国民党はやり遂げたと説明した。

■実現せずに2度目の発表

 中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)の陳斌華・報道官は4日、文旅部は両岸の同胞が交流の強化を強く望んでいることを受け、台湾が平和と発展、交流、協力を望んでいるという主な民意に応えたと説明した。民進党に対し、台湾の主な民意と産業界の声を直視すべきで、両岸間の人的往来と各分野での交流や協力を妨害したり制限することをやめ、中国大陸の住民の訪台旅行を早期に再開するよう呼びかけた。

/date/2026/02/05/34chinese_2.jpg

 台湾で中国に関する政策を担当する行政院大陸委員会(陸委会)は、台湾の法規は上海市の住民に対して金門・馬祖旅行を制限しておらず、福建省からフェリー航路「小三通」で訪問できると説明した。現在の往来の障害は中国側によるもので、今回の制限緩和も口だけにならないようにしてほしいと指摘した。

 16年5月の民進党政権発足後、中台関係は徐々に緊張が高まり、中国は19年8月から台湾を訪れる個人旅行許可証(ビザ)発給を停止した。20年以降は新型コロナウイルス流行を理由に、団体旅行も中断した。コロナ流行が落ち着き、世界の人的往来は再開したが、中台間の往来は一部を除いて実質中断されたままだ。

 中国は24年8~9月に、福建省の住民に限定して金門・馬祖への個人と団体旅行を再開した。続いて、25年1月に福建省と上海市の住民に対して台湾への団体旅行を近く再開すると発表したが、実現していない。

 

【セミナー情報です】
日本人向けワイズ経営塾、台湾新任編で、経営の基礎と、台湾のビジネス環境を学びませんか?経営者が知っておくべき法律や在台日系企業の給与事情もご紹介します。3月20日開講。
検索は「ワイズ経営塾、3月20日」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/124779.html