ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中銀が緊急利下げ、輸出悪化受け0.5ポイント【図】


ニュース 金融 作成日:2009年1月8日_記事番号:T00012683

中銀が緊急利下げ、輸出悪化受け0.5ポイント【図】

 
 昨年12月の輸出総額が前年比で約42%急減したことを受け、中央銀行は直ちに臨時理事会を招集し、公定歩合を0.5ポイント引き下げて年利1.50%とし、きょう(8日)から実施することを決議した。輸出額の減少幅は中銀が予想していた「20~30%」よりも悪かったという。公定歩合の引き下げは昨年9月以降、5カ月間で6度目、その間の下げ幅は2.125ポイントに達した。8日付工商時報などが報じた。
 
T000126831

 
 今回の利下げについて中央銀行の彭淮南総裁は記者会見で、輸出の減退が主因だと認め、「4割も減少するとは思ってもみなかった」と語った。その他の理由として、▽失業率の上昇▽消費者物価指数(CPI)上昇率の顕著な低下▽利下げによる内需振興──を挙げた。

 彭総裁はその上で、従来の「今年下半期には景気が回復する」との見方を、「上半期より下半期の方が良くなるとしか言えない」とトーンダウンさせた。

 中銀は同日、担保付融資貸出利率も2.375%から1.875%へ、短期融通貸出利率も4.250%から3.75%にそれぞれ引き下げた。