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中鋼の鋼材供給、Q2に3割減少


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年1月8日_記事番号:T00012688

中鋼の鋼材供給、Q2に3割減少

 
 中国鋼鉄(CSC)は、鉄鋼市場の景気が今年下半期に回復するとみて、これに対応するため、9月末に予定していた第3高炉の年次保守を5月に前倒しして、60日間のスケジュールで行う。同期間の鋼材の減産量は40万トン以上となり、既に実施中の減産措置と合わせ、第2四半期の川下メーカーに対する供給量は30%(75万トン以上)減少する見込みだ。中鋼の措置は市場全体の在庫消化を加速させるとみられ、鉄鋼製品の価格回復が期待される。8日付工商時報が伝えた。

 陳源成同社総経理は第3高炉の保守前倒しについて、「中国の鉄鋼市場も価格下落が止まり、反発の動きが出ている。市場全体の景気回復に早めに備える必要がある」と語った。陳総経理はまた、今後の国際鉄鋼市場の動向は春節(旧正月)以降により明らかになるという見方も示した。

 3号高炉は同社の主要な高炉で、粗鋼の日産量は8,000トンに達する。