交通部数拠所の統計によると、昨年通年のバイクの新車登録台数は前年比4.06%増の81万4,803台で、過去9年で最高になった。第5期排ガス基準の今年からの導入を前にした駆け込み需要、ガソリン価格の高騰によるバイク需要増などが要因とみられる。8日付経済日報が報じた。
メーカー別では、 ▽光陽工業 (KYMCO)、
28万2,885台(シェア34.7%、前年比0.41%増)▽台湾ヤマハ、25万3,777台(シェア31.1%、前年比8.1%増)▽三陽工業(SYM)、23万1,961台(シェア28.5%、前年比4.29%増)──で、ヤマハの成長ぶりが目立った。同社は今年、光陽を抜いて首位の座を狙えるとしている。
12月のバイク販売は、前年同月比13.18%増の6万6,147台だった。メーカー別ではヤマハが2万7,761台でシェア42%のトップ、前年同月比成長率は41.71%に達し市場をけん引した。
2位は光陽で前年比13.11%減の1万7,047台(シェア25.8%)、3位は三陽で前年比3.28%減の1万5,306台(シェア23.1%)だった。
一方、第5期排ガス基準導入による生産コスト上昇を受けて、バイクの単価が平均1万台湾元(約2万8,100円)程度値上げされたため、今年の年間販売量は20%以上減の60万~65万台に落ち込むものとみられている。