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燦坤3C、携帯電話販売で攻勢


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年1月9日_記事番号:T00012713

燦坤3C、携帯電話販売で攻勢

 
 情報家電量販大手の燦坤実業は8日、店内に「0元携帯」を販売する「0元本舗」を開設し、番号ポータビリティー制度による契約者をターゲットとした販売を強化した。9日付工商時報が伝えた。

 同社は携帯電話契約件数が総人口を超え、新規契約の伸びが望めないことから、番号ポータビリティー制度による他社からの乗り換え顧客にターゲットを絞っている。業界関係者は「昨年だけで325万人が携帯電話キャリアを乗り換えており、市場は大きい」と指摘した。

 謝明元同社副総経理は、「昨年の通信機器の販売は売り上げ全体の5%、15億台湾元(約41億円)を占めるにすぎなかったが、今年は2~3割の伸びを見込む」と述べた。

 0元店舗では低価格ノートパソコン(ネットブック)や香港・マカオ旅行などの景品を付けて、販促キャンペーンを行う構えで、既存の携帯電話端末代理店にとって脅威となりそうだ。

 例えば、月額使用料が遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)で365元、台湾大哥大(タイワン・モバイル)で401元を超える期間2年以上の契約を結んだ場合には、市価9,500元の華碩電脳(ASUS)製「Eee PC」が無料で贈られる。