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儒鴻、昨年売上高が過去最高に


ニュース その他製造 作成日:2009年1月9日_記事番号:T00012715

儒鴻、昨年売上高が過去最高に

 
 アパレル大手、儒鴻企業(エクラット・テキスタイル)は、昨年の売上高が前年比12%増の66億6,000万台湾元(約183億円)に達し、過去最高となった。業界は原料価格の高騰および為替変動で苦境が続いたが、儒鴻は大手顧客でも販売比率を1割以下に抑え、リスクを分散させたことが好業績につながった。9日付経済日報が伝えた。
 
 儒鴻の12月売上高は前年同期比3%増の6億3,200万元だった。10月には6億9,000万元の単月としての過去最高売上高を記録し、第4四半期を通じて好調だった。同社はニット素材と衣料の売上高について、素材では10%減少したものの、衣料は生産能力の増強によって45%増加したとしている。今年は衣料をさらに拡大していく方針だ。
 
 一方、同じく大手の聚陽実業(マカロット・インダストリアル)は、昨年売上高が前年比11%減の130億7,200万元で、初めてのマイナス成長となった。聚陽の3大顧客はオールド・ネイビーなどの米国カジュアルウエアブランドが60%を占めており、金融危機による消費市場の低迷によって出荷量が通年で7%減少した。今後は市場と顧客の分散を図る方針を示している。
 
 12月売上高は前年比17.7%減の6億8,300万元で過去最低、第4四半期も前年比3割減少した。