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鉄鋼・金属
作成日：2009年1月9日_記事番号：T00012719
華新麗華、台湾にステンレス工場増設へ
銅線材、電線ケーブルで台湾最大手、中国でも積極的に事業を展開する華新麗華（WALSIN）が、約50億台湾元（約137億円）を投じ、台湾でのステンレス工場増設を計画している。政府が４年間で重大建設に約5,000億元を投じる計画であることから、台湾での商機を好感しているようだ。９日付工商時報が報じた。
観測によると、華新麗華は最近台湾での投資に積極的で、昨年、台南県塩水鎮のステンレス工場の生産能力を電炉拡張によって35万トンから40万トンに増やした。また、高雄や台中などの重要港湾エリアを候補地として、台湾での工場増設を検討しているとみられる。
同社幹部も、「馬政権の公共工事拡大による景気刺激策に伴い、ステンレス工場を増設の計画がある」と認めている。また、「現在の景気低迷による厳しい状況は今後１、２年続くとみられるが、将来の生産能力拡充のスケジュールや規模について積極的に検討を行っている」と明かした。
