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日本車の販売価格、春節明けにも値上げへ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年1月9日_記事番号:T00012721

日本車の販売価格、春節明けにも値上げへ

 
 急激な円高を受けて部品コストが大きく高騰していることから、トヨタの台湾総代理、和泰汽車と台湾ホンダは、春節(旧正月)明けから国産車および輸入車で1万台湾元(約2万7,500円)以上の値上げを実施する。このほか9日付経済日報によると、三菱車を販売する中華汽車工業、裕隆日産汽車、台湾マツダもこの2社に追随することが確定しているようだ。
 
 台湾ホンダでは昨年末に発売したばかりの「フィット」を含め、今年は国産車を1万~2万元値上げすると宣言した。和泰も8日、これに追随すると発表した。また和泰が輸入販売するレクサス・ブランドの製品も1月1日以降に製造されたものについて1~2%(約2万~10万元)値上げするとした。円高がさらに進めば追加値上げの可能性もあるという。
 
 和泰によると、世界金融危機と円高で、日本の自動車メーカーのほとんどが業績を大幅に悪化させている。このため日本メーカーは台湾の提携パートナーに対し、今年の完成車販売価格と部品の買い取り価格の大幅値上げを要求しているという。
 
 域内メーカーは、エンジン、トランスミッションといった重要部品の多くを日本からの供給に頼っており、この価格が引き上げられることになれば、販売価格への影響は避けられないもようだ。