友達光電（ＡＵＯ）は８日、昨年12月の売上高が前月比17％減の147億3,600万台湾元（約405億円）で、過去45カ月で最低となったと発表した。９日付工商時報が報じた。
同社の第４四半期の売上高は前期比42％減の596億元で、2006年に広輝電子（クアンタ・ディスプレイ）を合併して以降の最低を記録。証券会社はこれを受け、同期の予想損失額を、従来の180億元から190億元へと下方修正した。通年の売上高は前年比11.72％減の4,239億元で、同社初のマイナス成長となった。
一方、パネル大手、奇美電子（ＣＭＯ）の12月売上高は106億元で当初予測を上回ったが、第４四半期は前期比46.7％減の437億元にとどまった。通年の売上高は3,133億元で、前年比3.9％増だった。
証券会社では、今月は月末から春節（旧正月）休暇に入るため、ＡＵＯ、奇美電ともに売上高が100億元を下回る可能性があると予測している。
