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UMC、約100億元の営業外損失を計上


ニュース 電子 作成日:2009年1月9日_記事番号:T00012728

UMC、約100億元の営業外損失を計上

 
 聯華電子(UMC)は8日、昨年第4四半期に投資先企業の株価下落による55億4,000万台湾元の損失、およびのれん代償却費による40億6,500万元の損失を合わせ、100億元(約275億円)近くに上る資産価値の減損による営業外損失を計上したと発表した。同社は第3四半期にも32億2,000万元の営業外損失を計上したが、12月はさらに大きく膨らんだ形。本業でも今年第1四半期は生産能力利用率が損益均衡ラインとされる62%を下回る40~50%まで落ち込む見通しで、経営状況はますます悪化が進んでいるようだ。9日付中国時報などが報じた。
 
 UMCが同日発表した昨年12月の売上高は前月比23%減の46億900万元で過去7年間で最低となり、昨年通年では925億3,000万元で1,000億の大台を割った。
 
 半導体業界の急激な景気後退を受け、ファウンドリー各社の生産能力利用率は、今年に入り約30%まで下がっているとの見方もある。外資系のアナリストは今年第1四半期が谷底となり、これを乗り越えれば反発の動きが出てくると予測している。