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作成日:2009年1月10日_記事番号:T00012731
日本人の見た台湾、テレビ番組が人気

台湾のケーブルテレビの日本語専門チャンネル、JET TVに、日本人レポーターの登場する番組がまたひとつ増えた。今月8日からスタートした「台湾一人観光局」(毎週木曜夜9~10時)だ。日本人女性作家、青木由香さんが、独自の視点から台湾を紹介する。
同局では近年、日本人をレポーターとして起用し「日本人の視点から見た台湾」を紹介する番組が、台湾在住の日本人はもとより台湾人視聴者からも人気を呼んでいる。
その一つ、今月9日に第150回を迎えた「瀬上剛in台湾」(毎週金曜午後9~10時)は、在台20年の歯科技工士、瀬上剛さんが台湾各地を紹介する人気番組だ。
瀬上さんは中国語が流暢(りゅうちょう)なだけでなく、台湾の歴史故事などの知識が台湾人よりも深いと高く評価されており、既に4年の長寿番組となっている。
一方、大きな口がトレードマークの日本人男性、阿松さんが台湾のB級グルメを紹介するのが、「大口吃遍台湾」(毎週火曜午後8時)。阿松さんはもともと日本でスポーツ番組のキャスターだったが、台湾が大好きだったことから、友人と2人で台湾を訪れてはB級グルメを食べ歩き、撮影。それが番組になった。
新たに日本人レポーター陣に加わった青木由香さんは、世界47カ国を個人で旅行したという強者。7年前、初めて訪れた台湾で足裏マッサージと中国茶に魅せられ、台湾が大好きに。2006年に台湾で出版した「奇怪ね」(出版社:布克企画)で、日本人の目から見た台湾の「変なところ」を紹介し、ベストセラーになったことから一躍有名人になった。青木さんは独自の視点から訳の分からない台湾の諸現象を「一人台湾観光局」で紹介する。
これらの番組は、いずれも日本では放送されていないのが残念なところだ。