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08年の税収、軒並み減少【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年1月10日_記事番号:T00012734

08年の税収、軒並み減少【図】

 
 財政部が9日発表した2008年の税収実績によると、税収総額は前年比1.3%(218億台湾元)増の1兆7,557億元(約4兆8,000億円)で、財政部の当初見通しを少なくとも50億元下回った。伸び率は過去6年で最低だった。10日付工商時報が伝えた。
 
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 税目別では、営利事業所得税(法人税)と総合所得税(個人所得税)を合わせた 所得税収が同14.3%増の1,047億元に伸びたものの、▽営業税、2,399億元(2.5%減)▽貨物税、1,265億元(15.1%減)▽土地増値税、570億元(23.7%減)▽証券交易税、906億元(29.7%減)▽関税、804億元(1.7%減)──など軒並み税収減を記録。たばこ・酒税収も491億元と2.5%減少した。

 所得税は前年所得を反映するため伸びを確保したが、09年の税収には、08年以降の景気低迷の影響が本格的に反映されることになる。

 財政部関係者は「08年の実質税収が予想を下回ったのは、消費低迷と輸入関税の代理徴収減少、営業税収が100億元落ち込んだことの影響が大きかった」と指摘した。

 財政部の林麗貞統計長は、景気低迷の09年税収への影響について、「景気が悪いため、税収には必ず影響が出る」としたが、具体的な数値見通しは示さなかった。