オンラインゲーム最大手の智冠科技（ソフトワールド・インターナショナル）と子会社の中華網龍（チャイニーズ・ゲーマー・インターナショナル）が９日に発表した昨年12月売上高は、ともに50％以上の高い成長率で、過去最高額を更新した。10日付工商時報が報じた。
智冠の12月売上高は、前年同月比50.18％増の６億8,500万元だった。昨年通年では、前年比36.86％増の61億5,100万元だった。中華網龍の12月売上高は、96.84％増の１億9,100万元で、通年では24.68％増の14億2,600万元だった。今年は新製品６種の投入を予定している。
昨年初めて自社製品を発売し、日本と香港市場で黒字転換を果たした遊戯橘子（ガマニア・デジタル・エンターテインメント）は、12月の連結売上高が3.21％増の３億4,300万元、昨年通年で9.75％増の34億8,000万元だった。
不況で外出を控える傾向からゲーム人口は上昇し続けており、さらに１月下旬に春節（旧正月）の連休を迎えるため、今年第１四半期は各社１割の増収が見込めるとアナリストは予測している。
