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台プラグループ、台湾・米国で半導体向け化学品増産【図表】(トップニュース)


ニュース 石油・化学 作成日:2026年3月13日_記事番号:T00127352

台プラグループ、台湾・米国で半導体向け化学品増産【図表】(トップニュース)

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)は、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の増産計画に合わせて、半導体向け化学品などの材料を増産する。米国テキサス州で電子工業用塩酸製造(EL塩酸)工場を増設する。年間2万トンを生産する計画で、2028年末に稼働する予定だ。台湾では、高雄市などで半導体向け高純度フッ化水素酸(HF)を増産する。13日付工商時報などが報じた。

/date/2026/03/13/00taipla_2.jpg台プラグループは12日、メディア向け新年会を開催し、呉・総裁(中)や台塑化の曹明・董事長(左1)、台塑の郭文筆・董事長(左2)、台化の洪福源・董事長(右1)らがそろって出席した(12日=中央社)

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は12日、春節(旧正月、2026年は2月17日)明けの記者会見を開催し、製品の高度化やビジネスモデル転換を図る5カ年計画を始動したと説明した。主要4社がプロジェクト113件を進め、30年までに合計386億台湾元(約1900億円)を創出すると予測した。

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 台プラグループの呉嘉昭・総裁は、価格競争が激化する汎用品事業を縮小し、認証が必要な製品や高付加価値製品で差別化を図ると説明した。台塑、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の3社は今年、差別化製品が占める割合を56.4%へと、前年比2.3ポイント引き上げる。利益は4億7000万元増加する見通しだと説明した。

■高付加価値で差別化

 台塑は米国テキサス州で電子工業用塩酸製造工場を増設する。年間2万トンを生産する計画で、28年末に稼働する予定だ。

 台湾では、台塑とダイキン工業の合弁で、半導体向けフッ化水素酸を手掛ける台塑大金精密化学(フォルモサ・ダイキン・アドバンスド・ケミカルズ、FDAC)が、高雄市大寮区の大発工場で第2期工場を建設している。27年2月に稼働する予定だ。年間の生産量は1万3000トン。高雄市仁武区の仁武工場では、フッ化水素酸を6500トン、フッ化アンモニウムを2600トン増産する計画で、27年に完成する予定だ。

 台塑とトクヤマの合弁会社で、電子工業用高純度イソプロピルアルコール(IPA)の製造・販売を手掛ける台塑徳山精密化学(フォルモサ・トクヤマ・アドバンスト・ケミカルズ、FTAC)は、7月に電子工業用高純度IPA廃液回収施設が完成する予定だ。廃液処理量は年間6万トンで、5400トン生産できる。第2期の電子工業用高純度IPA工場も増設する。年間生産量は3万トンで、28年1月に稼働する予定だ。

 台塑は電子工業用硫酸需要の高まりに対応し、雲林県麦寮郷に新工場を建設する。年産能力は11万トンで、28年10月末に稼働する予定だ。また、同地に電子工業用水素の生産ラインも設置する。年産能力は438トンで、27年3月に稼働する予定だ。

 台塑は、半導体とディスプレイの高度化に伴い、電子工業用溶剤需要が拡大するため、高雄市仁武区でフォトレジストシンナー工場を建設する。28年6月に稼働予定だ。

 また、先進半導体で使用する原子層堆積(ALD)用ルテニウム前駆体の工場を27年第2四半期(4〜6月)に稼働する。台湾初のサプライヤーになる。台塑が30%、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)が70%出資する。

 

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