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中鴻鋼鉄、10号会計基準で96億元損失


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年1月10日_記事番号:T00012745

中鴻鋼鉄、10号会計基準で96億元損失

 
 中国鋼鉄傘下の中鴻鋼鉄は9日、在庫管理費用に関する新会計基準「財務会計準則公報第10号」の導入に伴い、在庫と2009年第1四半期の原材料購入に関する92億台湾元(約250億円)の損失を計上し、08年第4四半期の損失額が96億5,000万元に達したことを明らかにした。この結果、昨年通年の最終損益は38億400万元の赤字に転落した。10日付経済日報が伝えた。

 08年12月の売上高は前月比16.57%減の11億7,800万元で、通年で最も少なかった。通年売上高は前年比3.2%増の491億6,500万元だったが、在庫評価損の計上で赤字転落となった。

 同社は景気低迷の影響で完成品、半製品の在庫が60万トンを超えている。評価損の計上は、昨年12月の熱延製品相場に基づいて行われた。同社は08年第1~3四半期には58億4,600万元の黒字を計上していた。

 同社の今年1~2月の受注量は各10万トンが予測され、生産能力も50%まで回復しており、売り上げ減少には歯止めがかかったとみられる。