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国泰人寿、創業47年で初の赤字転落【図】


ニュース 金融 作成日:2009年1月12日_記事番号:T00012767

国泰人寿、創業47年で初の赤字転落【図】

 
 国泰人寿保険(キャセイライフ)は昨年、金融危機の影響により損失が17億台湾元(約46億円)に上り、1962年の創業以来初の赤字転落となった。11日付工商時報が伝えた。
 
 同社は昨年、株価下落による投資損失は最小限に抑えられたものの、12月に台湾元の変動と米ナスダック元会長バーナード・マードフ氏による巨額詐欺事件で15億元の赤字を出し、通年の損失を拡大させた。李長庚策略長は「昨年は世界の株価が40~50%下落するなど、資本市場の急落は予想を超えるものだった。今年の投資リスクは全体的に下がる見込みで、黒字を目指す」と語った。
 
 一方、新光人寿保険は市場の低迷と巨額の為替差損で通年の損失は197億7,000万元と、63年の創業以来最悪の赤字となった。12月は多数債権プール型資産担保証券(CDO)に絡む14億元の損失と為替差損33億元で、赤字は計47億元に上った。同社は、必要な損失は既に計上しており、今年の利益は向上すると強調している。
 
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