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鉄鋼・金属
作成日：2009年1月13日_記事番号：T00012806
YUSCO、ステンレスを一転値上げ
ステンレス最大手の燁聯鋼鉄（YUSCO）は12日、１月下旬の300系ステンレス製品の域内価格を3,000～6,000台湾元（約8,000～１万6,100円）、輸出価格を100～200米ドル値上げした。13日付経済日報が報じた。
同社は12月当時、市況低迷への対応、および低価格輸入品による市場への悪影響防止のため、300系熱延・冷延製品の１月オファー価格を3.5～８％引き下げていた。
しかし１月に入って国際ニッケル価格が１トン9,800米ドルから１万3,000米ドルへと30％以上急騰。この事態に対応するため、先日のステンレス製品の一時出荷停止措置に続いて、今回は価格引き上げを決めた。林義守同社董事長は、ニッケル価格急騰の理由についてホットマネーによる投機を挙げている。
YUSCOの価格引き上げには燁興企業が追随したほか、千興不銹鋼（CSSSC）、允強実業も値上げを行うとみられる。
