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携帯ODMメーカー、今年は受注大幅減か


ニュース 電子 作成日:2009年1月13日_記事番号:T00012813

携帯ODMメーカー、今年は受注大幅減か

 
 華冠通訊(アリマ・コミュニケーションズ)、奇美通訊(CMCS)、美律実業(メリー・エレクトロニクス)、及成企業などの携帯電話端末ODM(相手先ブランドで設計から製造までを担当)メーカーは今年、需要急減でノキアやソニーエリクソンなどの国際大手メーカーが5%の市場縮小を予測していることから、受注の大幅減が懸念されている。13日付経済日報が伝えた。

 経済日報では、ノキアのアジアでの調達は既に一定の規模に達し、成長の余地はないとしている。また、業界関係者によると、ソニーエリクソンは、華冠と奇美通訊への製造委託を昨年のそれぞれ4機種と1機種から、今年は1機種ずつに削減したもようだ。

 華冠の昨年の連結売上高は前年比14.61%増の211億1,400万元(約566億円)、出荷台数は3割増の1,300万台だったが、今年は大幅に縮小する恐れも指摘されている。

 美律の売上高は10月の8億5,200万元から11月には6億200万元、12月は前年同月比48%減の3億7,800万元と急激に落ち込んでいる。通年でも前年比2.05%減の87億5,400万元で、第4四半期の受注減の影響を大きく受けている。