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作成日：2009年1月13日_記事番号：T00012816
中小型パネルの元太科技、永豊餘が増資引き受け
中小型液晶パネルの元太科技工業（ＰＶＩ）はこのほど、製紙大手の永豊餘造紙グループを引き受け先とする８億2,000万台湾元（約22億円）規模の第三者割当増資を実施すると発表した。発行される新株は7,000万株で、発行価格は１株11.72元。13日付工商時報が伝えた。
元太科技は昨年12月にいったん増資計画を延期していた。今回の増資により、戦略的投資パートナーの受け入れ計画は棚上げとなった。永豊餘集団による持ち株比率は現在の24.33％から0.4％ほど増える見通しだ。
元太科技は韓国の液晶パネルメーカー、ハイディスを買収したため、昨年第３四半期の負債が74億1,800万元に達した。このため、昨年11月の取締役会で増資を決定していた。調達資金は債務償還に充てる方針。
元太科技は昨年３月、中国信託商業銀行など５行から56億5,000万元の協調融資を受けており、これまでに11億5,000万元を返済。残る45億元の返済期限は10月16日となっている。
