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消費券でも買える?!覚せい剤販促企んだ2人組逮捕


ニュース 社会 作成日:2009年1月14日_記事番号:T00012821

消費券でも買える?!覚せい剤販促企んだ2人組逮捕

 
 18日から始まる消費券3,600台湾元(約9,600円)分の配布をめぐって、あらゆる業界が商機を狙い、各種キャンペーンを打ち出している。いろいろな物をお得に買うことができる消費券だが、宜蘭市では覚せい剤の販促キャンペーンを計画した2人組の男が逮捕された。

 13日、宜蘭市内で覚せい剤製造拠点が摘発され、末端価格にして1,000万元を超える約8キログラムのアンフェタミンの完成品、および未完成品が発見された。

 この覚せい剤製造拠点は、法務部調査局宜蘭県調査站からわずか200メートルほど離れた建物の中。逮捕された黄華生、詹敏源両容疑者は、「最も危険な場所こそ最も安全」と考え、調査站から目と鼻の先の場所を選んだという。さらに、自家用車を連日調査站の前に停車していたというから、大胆極まりない。

 両容疑者は、消費券の商機に乗ろうと、消費券3,600元でアンフェタミン1グラムが買える特販セールを打ち出し、大もうけする計画だった。覚せい剤需要が高まる春節(旧正月)を目前にし、消費券の配布開始も迫っていたことから、24時間体制で必死にアンフェタミンを製造。通常10日間必要な製造工程を2日間に短縮させ、5日間で1キロのアンフェタミンを製造していたという。

 幸いなことに、これらのアンフェタミンは市場に出回る直前に摘発され、被害者はなし。発行が迫り楽しみに待つ消費者も多いとみられる消費券だが、こんなものまでキャンペーンで売られてはたまらない。