ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

亜東関係協会会長、李元総統側近の彭栄次氏が就任へ


ニュース 政治 作成日:2009年1月14日_記事番号:T00012822

亜東関係協会会長、李元総統側近の彭栄次氏が就任へ

 
 馬英九総統は、対日交流の窓口機関である亜東関係協会の会長に、李登輝元総統の側近である、台湾輸送機械董事長の彭栄次氏を就任させることを決定した。14日付中国時報では、正式な外交関係のない日台間で、同協会はこれまで重要な役割を担ってきており、今回の人選は、馬総統が対日関係を重視し、強化したいと考えていることを示すと報じた。

 同紙によると、彭氏は李元総統の長年の友人で、日本の政財界とも太いパイプを持ち、台湾高速鉄路(高鉄)への新幹線システム採用や第四原発の日本からの輸入に関する日本側との協議で重要な役割を果たした。

 彭氏は昨年、尖閣諸島の魚釣島(中国語名、釣魚台)海域で日本の巡視船と衝突して台湾の遊漁船が沈没した事件が発生した際も、馬総統と福田康夫首相(当時)との間で私信を伝達する役割を担い、日台の対立沈静化に大きな貢献を果たしたとされる。

 彭氏の就任決定は、これまでにうわさされていた馬総統と李元総統の関係悪化を打ち消す効果もあるとみられる。