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プラスチックと電子製品、受注回復で価格反発


ニュース その他分野 作成日:2009年1月14日_記事番号:T00012824

プラスチックと電子製品、受注回復で価格反発

 
 景気の冷え込みで相場が低迷していたプラスチック原料、液晶パネル、DRAMなどの価格が一斉に反発している。背景には行き過ぎた在庫整理を補う形の需要が生じていることがある。しかし、景気後退懸念が消えない中で、受注回復が長続きするかどうかについては慎重な見方が優勢だ。14日付経済日報が伝えた。

 このうち、汎用プラスチック原料の値上がりは、ナフサ分解プラントの年次保守や操業中断が背景とみられる。最近は中国での需要増加でこれまで低迷していた相場が上昇に転じた。

 DRAMは昨年9月の減産開始後、生産量が既に20%以上減少し、主要規格(DDR2 1GB 128Mx8 eTT)のスポット価格は昨年12月から反発に転じ、最安値の0.59米ドルから13日時点で1.01米ドルまで回復した。

 液晶パネル業界では、需要低迷で従業員を解雇した関係で、設備稼働率が50%近くまで低下しており、サプライチェーンの断絶により、顧客の需要に対応できないメーカーも出ているという。