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中国人観光客、春節に1万人訪台へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年1月14日_記事番号:T00012830

中国人観光客、春節に1万人訪台へ

 
 中華民国旅行商業同業公会全国聯合会の統計によると、春節(旧正月)の連休9日間(1月24日~2月1日)に台湾を訪れる中国人観光客は約1万人に上り、ツアー費用を1人5万~6万台湾元(約13万4,000~16万円)とすると、同期間中、台湾に5億元の商機がもたらされることになりそうだ。14日付経済日報が報じた。
 
 中台の旅行業者は、中国人観光客に春節(旧正月)を台湾で過ごしてもらおうと、積極的な誘致戦略を打ち出しており、これが奏功しているもようだ。同期間に来台する中国人観光客の大半は、中国の業者が俗に「夕陽族」と呼ぶ、既に退職した中高年層だとみられる。
 
 「夕陽族」の消費傾向は、景気によって左右されない一方で、見識が広いため無駄遣いをしないといった側面があり、これに対応するため台湾の旅行業者は、これまで10~12日間に設定していたツアー日程を5~9日間に短縮し、費用も8万~10万元から5万~6万元に引き下げている。
 
 春節期間に中国人観光客が大量に押し寄せることに加え、中国に進出する台湾人ビジネスマンの多くが帰省することから、台湾全土の観光ホテルはほぼ満室となっており、宿泊費も既に3倍に達しているところもあるという。