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化繊メーカーの稼働率、50%超まで上昇【表】


ニュース その他製造 作成日:2009年1月14日_記事番号:T00012836

化繊メーカーの稼働率、50%超まで上昇【表】

 
 化学繊維メーカーの生産ライン稼働率が今月、昨年の30~40%という低水準から脱却し、全体で50%以上に上昇している。昨年11~12月に在庫消化が進んだ川下の生地メーカーが、2月にポリエステルのオファー価格が上昇するとみて、値上げ前の在庫補充を行ったことが要因とみられる。14日付蘋果日報が報じた。
 
 ナイロン大手の力鵬企業では、全体の稼働率が65%近くに達し、春節前後には85%に達すると予測される。特にナイロン糸の生産ラインは既に満杯状態だという。傘下に力麗企業を有する力麗集団の幹部もまた、今月の稼働率が約65%に達したことを明らかにしている。今回の稼働率上昇が需要回復を意味するかどうかは不明で、春節明け値上げ後の動向が注目される。

 エチレングリコール(EG)やPTA(高純度テレフタル酸)など化繊原料のオファー価格が反発したことから、ポリエステルメーカーでは今月2~3台湾元(約5.4~8円)の値上げを計画していた。しかし、オフシーズン中であることなどから基幹製品の価格は据え置きとなっていた。
 
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