内政部地政司が14日発表した昨年４月から９月末までの地価総指数は100.51ポイント（2003年３月末が基準値＝100）で、前期（07年10月～08年３月末）の100.00と比較した上昇率は0.51％で、過去３年で最低だった。15日付工商時報が伝えた。
この統計は年２回、サンプル調査に基づいて行われ、地政司によると課税基準に使われる土地の公示価格よりも実際の相場を反映しているという。
今回の調査で上昇率が最も高かったのは台北市の1.29％だが、これまで１年半にわたって2.5％を超えており、今回の数値は過去２年半で最低だった。台北市政府は、世界的な金融危機や株価下落を反映して低迷に転じたと分析している。
地政司では、金融危機の影響が本格的に出始めたのは昨年第４四半期以降で、次回の調査結果に大きく反映すると予測している。
