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「台湾の通信業、今年はゼロ成長」=遠伝電信総経理


ニュース 電子 作成日:2009年1月15日_記事番号:T00012872

「台湾の通信業、今年はゼロ成長」=遠伝電信総経理

 
 遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)のニルソン副董事長兼総経理は14日、今年の台湾の通信業界の売上成長率はゼロとなり、マイナスになる可能性もあるとの悲観的な見通しを明らかにした。15日付工商時報が伝えた。

 米IDCはこのほど、台湾の通信産業が今年も3.9%の伸びを示すとの予想を示しているが、ニルソン副董事長はそれを「楽観的すぎる」と切り捨てた。

 IDCは台湾の通信産業の、昨年の売上高を102億8,300万米ドル(3,418億台湾元)、今年の売上高を106億8,700万米ドル(3,552億元)と予測したが、ニルソン副董事長は「3,400億元を守れるかどうかだ」と見通しを語った。

 同社は今年、携帯電話端末の調達台数を昨年の140万台から125万~130万台へと削減する見通しだ。業界では中華電信も今年の調達台数を10%カットすることを決めている。

 ただ、ニルソン副董事長は「電子、製造業に比べ、通信産業は金融危機による影響は相対的に少ない」と指摘した。