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陳前総統が無実訴え獄中手記、近く出版へ


ニュース 社会 作成日:2009年1月16日_記事番号:T00012883

陳前総統が無実訴え獄中手記、近く出版へ

 
 陳水扁前総統がマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で起訴された後、拘置所内で書き上げた手記『台湾の十字架』(ケタガラン基金会刊)が19日に発売されることになった。16日付中国時報は同紙が独自入手した手記の主な内容を伝えた。

 手記は拘置所内で書き上げたもので、ハンスト時の心境や、総統任期8年の回顧などをつづる内容となっている。

 一連の疑惑については、裁判で不利な立場に立っている龍潭科学園区の土地買収、南港展覧館建設工事をめぐる収賄の2点に絞り、無罪を訴えている。いずれも問題の資金は政治献金であり、わいろ性はないとの従来の主張を繰り返している。これについて、一部では「話せば話すほど、ボロが出る」という冷ややかな声も聞かれる。

 また、民進党の今後についても、2012年の総統選では、中国との統一を拒否する住民投票を実施すべきだと意見を述べ、自らも支持者に再起を誓っている。

 陳前総統の事務室は「金もうけが目的ではなく、陳前総統の考えをさらに多くの人に知ってもらいたかった」と出版理由を説明している。