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堤維西交通工業、街路灯市場に参入


ニュース その他製造 作成日:2009年1月16日_記事番号:T00012892

堤維西交通工業、街路灯市場に参入

 
 自動車用ライトを生産する堤維西交通工業(TYCブラザー・インダストリアル、台南市)はこのほど、高輝度放電(HID)方式の街路灯市場に参入し、セラミックメタルハライドランプの量産を開始すると発表した。省エネ化と公共建設需要を見込んだ動きで、2月には室内用蛍光灯も量産化する。16日付工商時報が伝えた。

 同社が所属する大億集団の呉俊億董事長は、「堤維西は自動車用ライトの技術を生かし、高効率の街路灯を発売した」と語った。反射効率は80%以上に達し、従来型の街路灯の50%以下を大幅に上回り、60%を超える節電効果が見込めるという。

 台湾には160万個の街路灯が設置されており、年間の電気料金は20億台湾元(約54億円)に達するが、同社のセラミックメタルハライドランプを使用すると14億元節約でき、年間で90万トンの二酸化炭素排出削減効果が見込めるという。

 世界各国が省エネ、温室効果ガス削減を公共事業の重点として位置付けており、台湾だけで400億~500億元、中国では5,000億元の商機があると同社は試算している。