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黒松、ビール販売に参入


ニュース 食品 作成日:2009年1月16日_記事番号:T00012896

黒松、ビール販売に参入

 
 飲料大手の黒松は創業83年目を迎えた今年、ビールやキャンディ、ビスケットなどの販売に参入して業容を拡大する。これにより、今年は1割の売上増を狙う。16日付経済日報が伝えた。

 黒松は15日、たばこ・酒の台湾エン酒(TTL、エンはくさかんむりに於)と共同で台湾ビールの新商品2種の、黒ビールおよび紅麹ビールを発表した。開発と製造はTTL、販売は黒松が手掛ける。黒松の昨年の酒類販売額は5億台湾元で、今年はビールで3億5,000万元、計8億5,000万元(約22億7,400万円)を見込んでいる。

 また、ダイエットや健康をテーマにしたキャンディやビスケットなどの菓子類を他社に製造委託し、台湾全土70拠点の販売網を利用して2億元の売り上げを目指す。

 許慶珍総経理によると、黒松は域内の飲料販売額が5%縮小となった昨年でも、炭酸飲料で5%成長の16億元を売り上げたが、炭酸ガスなど原料価格が11月までに46%高騰したため、飲料以外の製品への参入を決意したという。同社の昨年の売上高は約1割増の34億元だった。